こんにちは、皆さん。今日は私がフリーターからエンジニアへとキャリアチェンジを決意した理由についてお話しします。この記事が、同じように悩んでいる方々にとって少しでも参考になれば幸いです。
フリーター時代の葛藤
親に仕送り貰いながら、地元北海道から上京して東京の私立大学に通ってました。しかし、毎日サークル活動や飲み会、バイトなど遊びに明け暮れ、まったく勉強せずに過ごしてました。今思えば、とんでもないドラ息子です笑笑。
結局、大学は中退し、25歳までフリーターとして生活していました。時代は就職氷河期で、フリーターやモラトリアムなんて言葉がはやっていた頃でしたので、30歳までに今後の見通しが立てばいいやくらいに考えてました。
飲食店副店長として正社員に
地元札幌に戻りフリーターを続けていたのですが、運よくアルバイト先で正社員として採用されることに。
就職するのも厳しい時代で、正社員の仕事に就けただけでもとてもありがたかったですね。
仕事は大変ではありましたが、若いメンバーたちに囲まれて活気あふれる職場だったこともあり楽しく過ごしてました♪サークル活動の延長みたいなノリでやってましたね。
当時の経験が、現職のプロジェクトリーダー、マネージャーとしてのキャリアにも役立っているなと思ってます。
ただ、労働時間の長さと給料の安さには不満がありました。。
キャリアチェンジのきっかけ
当時の飲食業界はブラック体質になりがちで、サービス残業もあたりまえみたいな状況でした。
月250時間くらい働いて、月給手取り18万円程度。。
鳥インフルエンザなどの影響で、将来独立したとして飲食業は初期投資もランニングコストも大きい。あまり稼げるイメージが待てませんでした。
この頃から、もっと自分に合う仕事があるのではないか?この先続けて行きたいと思える仕事は何だろう?と自分の人生を見つめ直すようになりました。
まともに就職活動もした事が無かったので、自己分析とかいろいろやりましたね。
ちょうど時代がIT革命とかITが注目されてきた頃だったので、IT系の仕事についてみたいと思い始めました。
いざ、初めての転職活動
まだ28歳という若さもあり、社会人経験も3年ほどあったので、未経験からでもポテンシャル採用みたいな感じで応募できないかと目論んでいました。
多少パソコンの基本操作をかじった程度の私ですが、図々しくもハローワークでエンジニアの求人に応募してみました。
担当者さんからは、「東京ならともかく札幌探すのは厳しい」、「未経験としても、何かしら取り組んでいることをアピールできるものがあれば」みたいなご指摘を。。全く仰るとおりですね!
エンジニアを目指すために、何一つ取り組んでいない自分を恥じ、プログラミングを学んでみよう!と思い立ったのでした。
また、エンジニアという職種がそもそも自分に合っているのか不安もあったので、適性診断や適職診断などを通して自己分析にも力を入れました。
専門学校での学び
ただ、先立つものがない状態だったので(しかもカーローンなどの借金もりました、、)、できるだけお金をかけずに学ぶ術は無いかといろいろ調べてみると、新聞奨学生制度なるものがあることを知りました。
専門学校や大学を卒業するまで、新聞販売店での仕事に従事すると、学費全額免除になる制度です。
そこで、上京して情報系の専門学校に通うことを決意しました。
札幌での求人も見込めないと思い、転職活動もそのまま東京で進めようと。
専門学校では、コンピュータ基礎理論、C言語、Java言語などを学びました。
もともとのITリテラシーが低かったため、最初はわからないことだらけで授業についていくのには苦労しました。
初心者向けの入門書など読んで理解を補ったり、授業と仕事以外の時間は、コーディングの練習などして、とにかく授業についていくのに必死でしたね。
入学したのがちょうど30歳。それから、新聞配達の仕事しながら夜は専門学校で勉強するという2年間を過ごしました。
卒業そして無職生活へ、、、
専門学校2年生の後半からは転職活動を開始しました。
ただ運悪く、当時はリーマンショックで就職氷河期に突入してしまい(2008年ごろの話です)、なかなか企業の採用状況が厳しい時代でした。
50社くらいは応募しましたが、そのほとんどが書類選考落ち、なんとか面接に漕ぎつけても内定にはつながらずといった状態でした。
結局、転職先が決まらないまま卒業を迎えてしまいました。4月から晴れて無職です笑笑。
あと3ヶ月だけ、このまま転職活動続けてみよう。もし、それでダメなら時代が悪かったんだと思って諦めようと決めました。一旦、他の職種で就職して、またタイミングを見計らって転職すれば良いと割り切って考えました。
地獄の就職活動
無職となった私は、時間だけは膨大にありましたので、ひたすら転職活動にフルコミットすることに。
とにかくエンジニアとしての一歩が踏み出せればそれで良い。と考えて目につく求人に片っ端か、応募しまくりました。選り好みしてる余裕も無いので、とにかく量をこなすスタイルです。
当時は、履歴書や職務経歴書は紙で提出するのが当たり前だったので、腱鞘炎になるくらい書類書いてましたね。
書類選考が通ったら、ひたすら面接対策として想定される質疑応答のシミュレーションなどしてました。
結果、2か月の転職活動期間を経て、何とか3社から内定を頂きました!!
最初の内定通知が来たときは、2年2か月の頑張りが報われて、ようやく道が開けたと思える瞬間でしたね。
そして、都内の小さなSES企業でキャリアをスタート切ることができました。
キャリアチェンジを決意した今だからこそ言えること
キャリアチェンジを決意した当初は、不安や迷いも多くありましたが、今振り返ってみると、その決断が自分の人生を大きく変える一歩でした。フリーター時代の経験も決して無駄ではなく、エンジニアとしてのキャリアに生かされていると感じます。キャリアチェンジを考えている方には、自分の可能性を信じ、挑戦する勇気を持つことをお勧めします。
最後に、この記事が少しでもあなたの参考になれば幸いです。今後もキャリアチェンジやエンジニアとしての経験について情報を発信していきますので、ぜひチェックしてくださいね。
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