未経験からエンジニア転職を目指すとき、「転職エージェントって使った方がいいの?」「どんなサポートが受けられるのか分からない」「紹介される求人ってブラックばかりじゃないの?」といった不安を感じる方は少なくありません。実は、未経験だからこそエージェントを上手に使うことで、選択肢が広がり、転職成功率もぐんと上がります。
本記事では、現役エンジニアである筆者が、未経験からの転職でエージェントを活用するべき理由や失敗しない使い方、よくある落とし穴とその対策まで、具体的に解説します。
「どのエージェントを使えばいいか迷っている」「エージェント面談に不安がある」という方は、ぜひ参考にしてください。
未経験からエンジニアを目指すステップをまとめたロードマップ記事はこちら
👉 【2025年版】未経験からエンジニアになるには?半年で転職成功する学習&就活ロードマップ
- 未経験でも転職エージェントは使える?
- 転職エージェントのメリット・デメリット
- 未経験からの転職で「よくある失敗」と対策
- エージェント活用のステップ(初回面談〜内定まで)
- どのエージェントを使えばいいか分からない人へ
- まとめ|転職エージェントは「パートナー」として使おう
未経験でも転職エージェントは使える?
むしろ未経験者ほど使うべき理由
未経験からエンジニアを目指す人こそ、転職エージェントを使うべき理由は大きく3つあります。
① 自分のレベルに合った求人を紹介してくれる
未経験歓迎と書かれていても、実際には「実務経験1年以上」や「学習歴+ポートフォリオ必須」など、企業ごとに求めるレベルはバラバラです。
転職サイトだけでは、そのあたりの温度感が分かりづらく、「応募しても書類で落ちる」の繰り返しになりがちです。
その点、転職エージェントは求職者のスキルや学習状況をヒアリングした上で、あなたに合った“本当に通過可能性のある求人”を紹介してくれます。
② 書類・面接対策のサポートが受けられる
未経験の転職活動では、職務経歴書の書き方や面接でのアピール方法が分からないという人も多いです。
転職エージェントは、あなたの過去の経験や学習実績をもとに、「どう伝えれば評価されやすいか」まで一緒に考えてくれます。
特にエンジニア職では、ポートフォリオの伝え方や「なぜエンジニアを目指すのか」といった志望動機の深掘りが非常に重要なので、プロのサポートがあると通過率が大きく変わります。
③ ブラック企業を避けるフィルターになる
未経験OKの求人の中には、「人が定着せず常に募集している会社」や「研修が名ばかり」の企業も紛れています。
転職エージェントは紹介先の企業の内情(離職率・教育体制・現場の雰囲気)まで把握しているケースが多く、ミスマッチを防ぐことができます。
また、「未経験者を本気で育てる体制がある企業」や「先輩エンジニアが丁寧に指導してくれる現場」など、ひとりでは見つけにくい優良企業との出会いも増えます。
▶まとめ:エージェントは“地図とガイド”になる
未経験者にとって、転職活動は「地図のない山登り」のようなものです。転職エージェントを使うことで、正しいルートを教えてくれる“地図とガイド”を得るような感覚になります。
「右も左も分からない…」と感じている方ほど、まずは信頼できるエージェントに相談してみることをおすすめします。
エージェントのサポート内容とは?
転職エージェントは、ただ求人を紹介するだけではありません。
特に未経験者にとっては「何をサポートしてくれるのか」を具体的に知っておくことで、安心して活用できるようになります。
ここでは、代表的なサポート内容を5つに分けて紹介します。
① キャリア相談・方向性の整理
まず最初に行うのがキャリアカウンセリング(面談)です。
「自分に何が向いているか分からない」「開発とインフラ、どちらに進むべきか迷っている」など、ざっくりした相談でもOKです。
エージェントは、これまでの経験や今後の希望、スキルの棚卸しを一緒に行いながら、キャリアの方向性を整理するサポートをしてくれます。
② 求人の紹介(未経験OK・ポテンシャル採用中心)
未経験でも応募可能な求人を、あなたの希望やスキルに合った形で紹介してくれます。
自分で探す場合は「どれが本当に未経験向けなのか」が分かりづらいですが、エージェントは企業側と調整済みの“通過可能性が高い求人”を提案してくれるため、効率的に応募が進みます。
③ 履歴書・職務経歴書の添削
未経験者がつまずきやすいポイントが、職務経歴書の書き方です。
「何をどこまで書けばいいのか」「アルバイト経験は書いていいのか」といった悩みも、プロの目線で丁寧に添削してくれます。
エンジニア職では、学習歴やポートフォリオのアピールが大切なので、自分では気づけない強みを引き出してくれる点もメリットです。
④ 面接対策・模擬面接
書類選考を通過した後は、面接対策もしてくれます。
よく聞かれる質問への回答例や、企業ごとの面接傾向なども事前に共有してもらえるので、未経験でも準備を整えて本番に臨むことができます。
エージェントによっては模擬面接やフィードバックを実施してくれるところもあり、自信を持って話せるようになります。
⑤ 応募後の調整・条件交渉・内定後フォロー
応募企業との日程調整や連絡も、すべてエージェントが代行してくれます。
また、内定後の条件交渉(年収や入社日)や、入社までのフォローも手厚いので、ひとりでは難しい交渉ごとも安心して任せられます。
▶ エージェントは「転職の伴走者」
エージェントは、求人紹介に限らず、転職活動全体をサポートしてくれる“伴走者”のような存在です。
とくに未経験者は不安も多いため、まずは相談だけでもしてみると道が開けてくるはずです。
紹介される求人はどう変わる?
転職エージェントを利用すると、自分ひとりで探す場合とは「求人の質」や「マッチ度」が大きく変わります。
とくに未経験者にとっては、「自分が応募できる求人の選び方が分からない」「ブラック企業を避けたい」という悩みが多いため、エージェント経由の求人紹介には大きな価値があります。
ここでは、実際にどう変わるのかを解説します。
① 「未経験OK」の“本当の意味”が分かる
転職サイトなどでは「未経験歓迎」と書かれていても、実際には「実務経験1年が望ましい」といった“隠れ条件”があることも。
エージェントは企業と直接やり取りしているため、表に出ていない採用の温度感や条件を把握しています。
そのため、形式上の「未経験OK」ではなく、ポテンシャル採用や育成前提の求人を紹介してもらえる可能性が高まります。
② 自分のレベルや希望に合った求人だけが届く
独学での学習歴やポートフォリオの有無、前職の経験、働き方の希望(リモート可、残業少なめなど)に応じて、あなたに合った求人だけを厳選して紹介してくれます。
その結果、応募の通過率が上がり、無駄な応募や書類落ちのストレスも減ります。
③ 非公開求人・エージェント限定求人も紹介される
転職エージェントを通じてのみ紹介される「非公開求人」や「限定求人」も多く存在します。
これらは、人気が高く応募が殺到するのを避けるために公開していないケースや、特定の条件を満たす人だけに紹介するポジションです。
個人では出会えないような求人にもアクセスできるのは、エージェント経由ならではのメリットです。
④ 長期的にキャリアを考えた求人提案もしてくれる
単に「今入社できる会社」ではなく、「3年後・5年後のキャリアを考えて伸ばせる職場か?」という視点でもアドバイスをもらえます。
たとえば、「SESから実績を積んで、ゆくゆくは自社開発へ転職したい」といったキャリア設計にも、マッチする求人を提案してくれます。
▶求人の「質」と「適正度」が格段に上がる
転職活動では「とにかく応募しまくる」よりも、「マッチする求人にしっかり応募する」方が結果につながります。
転職エージェントを使うことで、自分では気づけなかった可能性のある企業や職種にも出会えるため、まずは相談してみる価値は大いにあります。
未経験歓迎求人の特徴や注意点を詳しく解説した記事はこちら
👉 【未経験OK求人の選び方】ITエンジニア転職で失敗しない求人の見極め方と探し方
転職エージェントのメリット・デメリット
未経験者にとってのメリット
転職エージェントを使うことには多くの利点がありますが、とくに未経験からエンジニア転職を目指す人にとっては、通常以上にメリットが大きいのが特徴です。
ここでは、未経験者に特化した視点で、転職エージェントを使うメリットを解説します。
① 自分では見つけづらい「本当に通る求人」に出会える
未経験OKと書かれていても、応募しても落ちてしまう…というケースはよくあります。
エージェントは企業との関係性を活かし、応募者のスキルや状況に合った「通過しやすい求人」を紹介してくれるため、無駄な応募が減り、効率よく進められます。
② 学習歴や前職の経験を“魅力的に伝える”サポートがある
「エンジニア経験がない自分をどうアピールすればいいのか分からない」と悩む人は多いです。
エージェントは、履歴書や職務経歴書の添削、面接での伝え方までフォローしてくれるため、“未経験でも評価される見せ方”が分かるようになります。
特に、前職の接客・営業経験を「コミュニケーション力」「課題解決力」として変換してくれるのは、プロならではの視点です。
③ 転職活動にかかる手間・ストレスを減らせる
求人探し、応募、面接調整、条件交渉……。
転職活動には想像以上に時間と手間がかかりますが、エージェントを使えばこれらをほぼすべて代行してもらえます。
仕事を続けながら転職活動を進める場合や、学習に集中したい未経験者にとっては、大きな負担軽減になります。
④ 転職活動の「不安な気持ち」を相談できる
未経験の転職活動では、うまくいかないと「自分には無理なのかも…」と不安になることもあります。
転職エージェントは、プロの視点で客観的に状況を整理してくれたり、前向きなアドバイスをくれたりする存在です。
孤独になりがちな転職活動において、相談できる“味方”がいることは大きな安心材料になります。
▶未経験の転職は「サポートの質」が成功を左右する
未経験者の転職では、情報不足・経験不足ゆえに不利になる場面が多くあります。
だからこそ、転職エージェントという“経験者のナビゲーター”を活用することで、一歩先を行けるようになるのです。
「転職に失敗したくない」「まずは話だけでも聞いてみたい」という方は、ぜひ相談してみるとよいでしょう。
デメリットや注意点
転職エージェントは未経験者にとって強い味方になりますが、すべてが完璧というわけではありません。
エージェントをうまく活用するためには、デメリットや注意点も理解したうえで、主体的に動くことが大切です。
ここでは、事前に知っておくべきポイントを整理しておきましょう。
① エージェントの質にバラつきがある
エージェントにも得意・不得意があります。
中には、業界理解が浅かったり、未経験者向けのサポートに慣れていない担当者もいるため、「この人には任せたくない」と感じることもあるかもしれません。
👉 対策:
複数のエージェントに登録し、自分に合う担当者を見極めるのがコツです。最終的には相性の良い人をメインで活用しましょう。
② 紹介される求人が限られることがある
未経験の場合、紹介される求人の選択肢が少なく感じることがあります。
特に、年齢や希望条件(リモート勤務、年収など)によっては、エージェント側からの紹介が一時的にストップすることもあります。
👉 対策:
自分でも求人サイトを併用し、エージェント経由以外の求人も視野に入れておくことが重要です。
③ 希望と合わない求人を強く勧められることも
担当者のノルマや営業都合で、希望に合わない求人を推されるケースもゼロではありません。
「この企業はとにかく受けてみてください!」と何度も言われると、断りづらいと感じてしまう方もいます。
👉 対策:
「自分の希望条件」や「譲れないポイント」は明確に伝えることが大切です。受けたくない求人は、遠慮せず断って大丈夫です。
④ エージェントに依存しすぎると自走力が育たない
エージェントに任せきりにしてしまうと、主体的に動く力(自走力)が育ちにくくなるリスクもあります。
入社後や次のキャリアチェンジに向けて、自分で考えて行動する姿勢は常に持っておくべきです。
👉 対策:
あくまでエージェントは“サポーター”。最終的に選ぶのは自分だという意識を持って活用しましょう。
▶理解しておけば、不安なく使いこなせる
転職エージェントにはメリットがたくさんありますが、使い方を間違えると「うまくいかなかった」と感じる原因にもなります。
デメリットや注意点を事前に知っておくことで、より効果的に活用でき、転職成功の確率も高まります。
うまく活用するために意識すべきこと
転職エージェントは、使い方ひとつで「転職成功の加速装置」にも、「思ったより微妙だった…」という結果にもなり得ます。
とくに未経験者は、受け身になりすぎず、主体的に動く姿勢が成功のカギです。
ここでは、転職エージェントを最大限に活用するためのポイントを紹介します。
① 主体性を持って利用する
エージェントはあくまで「支援者」であって、あなたの代わりに転職を決めてくれるわけではありません。
「言われた通りに応募する」だけではなく、自分の希望や目的をしっかり伝えることが大切です。
👉 たとえば…
- 希望職種や技術領域(例:バックエンドエンジニア、Javaを使いたい など)
- 働き方の希望(例:残業少なめ、研修がある環境)
- キャリアプラン(例:最初はSESでも、将来自社開発に進みたい)
こうした情報を明確に伝えることで、エージェントの提案の精度が格段に上がります。
② 担当者との相性を見極める
「なんか話が噛み合わない」「話を聞いてくれない」など、相性が合わないと感じたら無理に付き合う必要はありません。
転職は人生を左右するイベントなので、信頼できる担当者と進めることが何より大切です。
👉 複数のエージェントを使い、合う人を見つけましょう。
1社だけでなく、2〜3社に登録して比較することで、より納得感のあるサポートを受けられます。
③ ポートフォリオや学習状況は積極的に伝える
未経験者の場合、学習歴やポートフォリオが評価の中心になります。
「ProgateやUdemyで学習中」「簡単なToDoアプリを作った」など、どんな小さなことでもOK。
現状と努力していることをしっかり伝えましょう。
👉 担当者が企業にあなたを推薦する際、「学習意欲があるかどうか」を伝える材料になります。
④ フィードバックは素直に受け取り、改善に活かす
書類選考や面接に落ちたとき、エージェントは企業からのフィードバックを共有してくれることがあります。
これは貴重な情報です。落ち込むよりも、改善のチャンスと前向きに受け止めることで、次の応募での通過率が上がります。
⑤ 相談だけでもOK。まずは一歩踏み出すこと
「まだ転職するか決めていないけど相談だけしたい」という段階でも、エージェントは快く対応してくれます。
早い段階で相談することで、自分に必要なスキルや準備が明確になり、学習にもメリハリがつきます。
▶転職エージェントは「使いこなす」意識が重要
エージェントを受け身で使うのではなく、“使いこなす”という意識を持つことが、成功への近道です。
しっかり準備し、主体的にコミュニケーションを取りながら、納得のいく転職を目指しましょう。
未経験からの転職で「よくある失敗」と対策
エージェント任せにしすぎる
未経験からの転職では「何をどう進めればいいか分からない…」という不安から、転職エージェントにすべてを丸投げしてしまう人も少なくありません。
しかし、エージェントに任せきりの姿勢は、かえって転職活動の失敗やミスマッチを招く原因になります。
主体性がないと「希望と違う会社」に進んでしまう
エージェントはあくまでサポート役であり、あなたの代わりに意思決定してくれる存在ではありません。
希望条件やキャリアの方向性をきちんと伝えず、ただ紹介された求人を受け続けるだけでは、「入社したけど思っていた環境と違った…」という事態にもなりかねません。
👉 「なぜエンジニアになりたいのか」「どんな職場を求めているのか」など、自分の軸を明確に伝えることが大切です。
エージェントは“完璧な専門家”ではない
「エージェントに聞けば全部教えてくれるだろう」と思いすぎると、受け身になってしまいがちです。
実際には、エージェントごとに得意な分野や知識の幅には差があり、自分でも情報収集や学習を並行する姿勢が求められます。
たとえば、希望する業界や技術の動向、現場の働き方などは、エージェントの言葉だけでなく、自分でもリサーチして理解を深めておくべきです。
「納得できる転職」は自分で動いた人に訪れる
エージェントを最大限活用する人は、主体的に相談し、自分の意思で取捨選択しながら進めています。
「エージェントを使ったけど失敗した」と感じる人の多くは、実は“お任せスタイル”だったケースも多いのです。
▶サポートを受けつつ、決めるのは自分
転職エージェントは心強い味方ですが、主役はあくまであなた自身です。
「選ぶのは自分」「納得感を大切にする」という視点を忘れずに、積極的に動くことが、後悔のない転職につながります。
自己分析が不十分なまま相談する
未経験からエンジニアを目指す人が転職エージェントに相談する際、「とにかく転職したい」「なんでもいいから紹介してほしい」というスタンスで臨んでしまうと、かえってミスマッチを生みやすくなります。
自己分析ができていないと、エージェントも適切な提案ができず、結果として「何社受けてもピンとこない」「希望に合わない求人ばかり出てくる」と感じてしまう原因になります。
なぜ自己分析が大切なのか?
エージェントとの面談では、以下のような質問をされます:
- なぜエンジニアになりたいのか?
- どんな働き方を望んでいるか?
- どのような経験・スキルがあるか?
- これからどんなキャリアを描きたいか?
このときに答えがあいまいだったり、考えがまとまっていなかったりすると、エージェント側も「この人にどんな求人を紹介すべきか分からない」という状態になってしまいます。
自己分析で最低限やっておきたいこと
未経験でも、以下のような項目は事前に整理しておくのがおすすめです:
- これまでの仕事で得た強み・スキル(接客、営業、マネジメントなど)
- なぜエンジニアになりたいのか(動機・きっかけ)
- どんな働き方・環境を望んでいるか(例:チーム開発、リモート希望など)
- 身につけたい技術や興味のある分野(例:Web開発、Javaなど)
こうした軸を持って相談することで、エージェントも「この人にはこういう企業が合いそうだ」と判断しやすくなり、よりマッチ度の高い求人を提案してくれます。
自己分析に迷ったときは「棚卸しシート」を活用
自分の強みや経験が分からないときは、「キャリアの棚卸しシート」や「自己分析テンプレート」などを活用するのもおすすめです。
箇条書きでもよいので、自分の過去を振り返って整理するだけでも、エージェントとの面談がスムーズになり、納得感のある転職活動につながります。
▶自分のことを伝えられる準備が、成功の第一歩
転職エージェントは「あなたの過去・現在・未来」を理解することで、最適な求人やサポートを提供してくれます。
そのためにも、最低限の自己分析はしておくべき“準備”です。
事前に考えを整理しておくだけで、相談の質も、紹介される求人の質も、格段に上がります。
紹介された求人を「断れない」心理
未経験でエージェントを利用していると、「せっかく紹介してくれたから断りづらい…」「断ったら印象が悪くなるかも」と感じてしまい、本当は気が進まない求人に応募してしまうケースがよくあります。
ですが、この“断れない心理”が転職の失敗や後悔につながる原因になりかねません。
なぜ断れなくなるのか?
未経験者にありがちな「断れない理由」は以下の通りです:
- エージェントに悪い印象を持たれたくない
- 「紹介された=自分に合っている」と思い込んでしまう
- 数少ないチャンスを逃すのが怖い
- 自分に自信がなく、受け身になりがち
こうした気持ちはとてもよく分かりますが、遠慮や不安から妥協してしまうと、「思っていた仕事と違った」と入社後に苦しむリスクが高くなります。
断ってもOK。むしろ「希望のすり合わせ」が重要
転職エージェントは、あなたの希望をもとに求人を提案しています。
つまり、希望が変われば、提案も変わるのが自然な流れです。
「この条件はちょっと合わないです」「こういう方向性の求人を探しています」など、正直に伝えることで、むしろエージェントも方向修正しやすくなります。
断ることは失礼ではなく、納得できる転職をするためのコミュニケーションだと捉えましょう。
「全部受けなきゃ損」という考えは捨てる
未経験の場合、「紹介された求人は全部応募しないと内定が出ないかも…」と思いがちですが、実際はマッチ度の高い求人を選んで応募する方が内定につながりやすいです。
受けすぎて1社1社の準備が薄くなるより、厳選した数社にしっかり向き合うほうが効果的です。
▶遠慮せず、納得できる選択を
エージェントからの提案に対して「断ってもいい」「迷っていることを正直に相談していい」という意識を持つことで、転職活動はもっとラクになります。
**大切なのは“受かること”ではなく、“納得して働ける会社を選ぶこと”**です。
あなた自身が希望や意思をしっかり持っていれば、エージェントもその実現を全力でサポートしてくれます。
成功する人がやっている3つのこと
未経験からエンジニア転職を成功させる人には、共通する行動パターンがあります。
それは特別なスキルではなく、「転職活動の向き合い方」や「エージェントとの付き合い方」に現れる小さな違いです。
ここでは、実際に内定を勝ち取っている人が意識している3つのポイントを紹介します。
① 自分の意思と希望をしっかり言語化している
成功する人は、「どんな働き方がしたいか」「どんなキャリアを描きたいか」など、自分の希望を明確に持っています。
それをエージェントにしっかり伝えているからこそ、提案される求人の質やマッチ度が高くなり、選考もスムーズに進みます。
👉 ポイント:
- なぜエンジニアになりたいのか(動機)
- どんな環境・働き方を望むのか(条件)
- どの分野・技術に興味があるのか(志向性)
曖昧でも構いません。「言葉にしようとする姿勢」そのものが、転職成功に近づく第一歩です。
② エージェントを“受け身”で使わない
転職エージェントを「なんでもやってくれる存在」として受け身で使う人は、なかなかうまくいきません。
一方で、成功する人はエージェントを“相談できるパートナー”として対等な立場で活用しています。
👉 具体的には:
- 求人の良し悪しを自分で考えて判断する
- フィードバックを素直に受け取り、改善に活かす
- 紹介された求人について質問や意見を出す
エージェントを信頼しつつも、主導権は自分が持つ意識が重要です。
③ 学習とアウトプットを継続している
学習の有無は、書類や面接で如実に伝わります。
成功する人は、ProgateやUdemy、書籍などで学習を進めながら、GitHubへのコード公開やポートフォリオ作成など、アウトプットも地道に行っています。
👉 たとえ小さな成果でも、
- 「何を使って何を作ったか」
- 「どこでつまずき、どう解決したか」
を語れる状態にしておくと、面接で大きな武器になります。
▶行動と意識の差が、結果を分ける
特別な才能や経歴がなくても、**「主体的に動く」「継続して努力する」「自分の希望を言語化する」**という行動が、転職成功の決め手になります。
未経験だからこそ、自分の“意欲と行動”で差をつけられるのです。
エージェント活用のステップ(初回面談〜内定まで)
STEP1:初回面談で伝えるべきこと
転職エージェントとの初回面談は、今後のサポート内容や紹介される求人の方向性を大きく左右する重要なステップです。
ここで自分の希望や状況をしっかり伝えることで、あなたにマッチした求人やアドバイスが受けられるようになります。
① 転職の目的・エンジニアを目指す理由
最も大切なのは、「なぜエンジニアになりたいのか?」という転職理由を自分の言葉で伝えることです。
未経験の場合、企業は**「この人は本気でエンジニアになりたいのか?」「継続して学ぶ姿勢があるか?」**を重視しています。
そのため、エージェントにもあなたの動機を明確に伝えることで、説得力のある応募書類や推薦文を作ってもらえます。
② 希望の働き方・条件面(正社員、リモート、勤務地など)
求人のミスマッチを防ぐためにも、「働き方の希望」は初回で正直に伝えることが大切です。
たとえば:
- 正社員 or 契約社員 or 派遣などの雇用形態
- 通勤時間や希望勤務地
- フルリモート or 出社型か
- 土日祝休み、残業の有無、福利厚生
遠慮せず伝えてOKです。 条件面が曖昧だと、意にそぐわない求人を紹介されるリスクがあります。
③ 現在のスキルや学習状況
未経験とはいえ、何もやっていない状態と、ProgateやUdemyで学習している状態では、企業側の評価も大きく変わります。
エージェントにも「どの教材で、どんなことを学んでいるか」「どんなアプリを作ったか」など、学習状況やポートフォリオの有無を具体的に伝えましょう。
GitHubのURLや制作物のスクリーンショットなどがあると、より伝わりやすくなります。
④ これまでの職歴・活かせる経験
たとえエンジニアとしての実務経験がなくても、過去の職歴から活かせる強みはたくさんあります。
たとえば:
- 飲食・接客→コミュニケーション力、臨機応変な対応力
- 事務・営業→論理的思考、タスク管理、折衝力
- リーダー経験→チームマネジメント、責任感
こうした経験は、企業にとって「未経験でも伸びそうな人材」として見られるポイントになります。
▶正直に、具体的に伝えることがカギ
初回面談は「選考」ではありません。
リラックスして、自分の気持ちや現状をありのままに伝えることが、良いサポートにつながります。
あらかじめ伝えたい内容をメモしておくと、スムーズに話せますよ。
STEP2:求人紹介・応募時のポイント
初回面談を終えると、エージェントからあなたの希望やスキルに合った求人が紹介されるようになります。
このステップでは、「紹介された求人にどう向き合い、どのように応募していくか」が重要なポイントになります。
受け身にならず、主体的に行動することで、ミスマッチや後悔を防ぎやすくなります。
① 求人票の内容をしっかり読み込む
紹介された求人票は、仕事内容・開発環境・求める人物像・労働条件など、細かくチェックしましょう。
注目すべきポイント:
- 開発環境や言語(例:Java/PHP/Python)
- 業務内容(保守運用 or 新規開発 or チーム開発)
- 研修制度・未経験へのフォロー体制
- 働き方(リモート可否・残業時間・勤務地)
もし不明点や気になる部分があれば、遠慮せずエージェントに確認しましょう。
② 気が進まない求人は、正直に断ってOK
紹介された求人だからといって、すべてに応募する必要はありません。
希望とずれている、会社の雰囲気が合わなそう、興味が持てないなどの理由でも、「今回は見送ります」と伝えて大丈夫です。
むしろ、きちんとフィードバックすることで、エージェントもあなたに合う求人をより正確に紹介できるようになります。
③ 応募する際は「なぜその求人に興味を持ったか」を伝える
応募意思を伝えるときは、「なぜその企業に興味を持ったのか」「どんな点が魅力に感じたのか」を言語化して伝えましょう。
この情報は、エージェントが企業に推薦する際の推薦文にも反映されます。
たとえば:
- Javaを学習しており、実務で活かせる環境だから
- チーム開発の経験が積めそうだから
- ポートフォリオで使っている技術とマッチしているから
こうした動機があると、企業からも「意欲がある」と受け取ってもらいやすくなります。
④ 同時に複数社応募してOK。比較検討も大事
複数の企業に応募するのは一般的ですし、未経験者であっても問題ありません。
むしろ、複数社を比較することで、自分に本当に合う職場がどんな環境なのかが見えてくることもあります。
ただし、数を増やしすぎると準備や対応が追いつかなくなるため、2〜4社程度を並行して進めるのがおすすめです。
▶「自分で選ぶ姿勢」が、納得できる転職につながる
求人紹介の段階で大切なのは、「紹介されたから応募する」ではなく、「自分が納得して選ぶ」こと。
エージェントの力を借りつつも、自分の目で見て判断する意識を持ちましょう。
STEP3:面接対策とフィードバック活用法
書類選考を通過すると、いよいよ面接です。未経験者にとって面接は大きなハードルに感じがちですが、転職エージェントのサポートを活用することで、通過率を大きく上げることが可能です。
このステップでは、面接を「乗り切る場」ではなく「自分を伝えるチャンス」として活かすことが大切です。
① エージェントが面接の傾向や過去の質問例を教えてくれる
エージェントは、過去に同じ企業を受けた求職者の面接内容を把握している場合が多く、「この企業は技術よりも人柄重視」「こんな質問がよく出る」などの傾向を教えてくれます。
面接の流れや評価ポイントを事前に知ることで、心の準備がしやすくなり、落ち着いて臨めます。
② 模擬面接や回答のブラッシュアップをしてもらえる
多くのエージェントでは、模擬面接や面接練習のサポートを行っています。
たとえば:
- 自己紹介や志望動機の伝え方
- エンジニアになりたい理由の深掘り
- ポートフォリオや学習内容の説明の仕方
- 長所・短所の答え方
- IT業界未経験の不安にどう向き合っているか
第三者に聞いてもらうことで、自分では気づけなかった改善点に気づけることも多いです。
③ 回答内容はPREP法で整理しておく
エンジニアの面接では論理的思考も評価されるため、PREP法(Point→Reason→Example→Point)で答えを組み立てる練習をしておくと効果的です。
たとえば:
「エンジニアを目指した理由は、ものづくりの面白さに惹かれたからです(Point)。前職で業務効率化に関わる機会があり、自動化に興味を持ちました(Reason)。そこから独学でプログラミングを学び、Todoアプリを作るまで継続しました(Example)。これからは開発現場で学びながら、実務で力をつけていきたいと思っています(Point)。」
このように、相手に伝わりやすく整理する練習が面接成功のカギになります。
④ 面接後のフィードバックを必ず受け取る
面接が終わったら、エージェント経由で企業からのフィードバックを受け取りましょう。
ここには「評価されたポイント」「懸念点」「次回面接に向けた改善点」などが含まれており、次回以降の面接で大いに役立ちます。
仮に不合格だったとしても、それは“改善点が明確になった”という前進の証です。
▶面接は「学びと改善のチャンス」。回数を重ねるほど強くなる
未経験者の面接は緊張するものですが、1回ごとに学びを得て、次に活かせるかどうかで成長スピードが変わります。
エージェントの面接対策・フィードバックを活用しながら、自信を持って本番に臨みましょう。
STEP4:内定後の条件交渉・入社準備
内定が出たからといって、すぐに「入社します!」と即決するのは少し待ちましょう。
内定後こそ、転職エージェントのサポートが最も頼りになる場面です。
年収や入社日、勤務条件など、自分では交渉しにくい部分を代わりに調整してもらえるのが、エージェント活用の大きなメリットです。
① 年収・労働条件などの交渉はエージェントに任せてOK
未経験であっても、希望条件やスキルの見合いによっては年収の調整や勤務条件の調整が可能です。
しかし、自分で企業に交渉すると印象を悪くするリスクもあるため、ここはエージェントに相談・代行してもらうのがベストです。
たとえば:
- 年収が希望より低い場合の調整依頼
- 入社日の変更(学習や現職の引き継ぎ都合など)
- リモート可否や配属部署の確認
交渉は「わがまま」ではなく、働きやすさを実現するための調整です。納得いくまで遠慮せず確認しましょう。
② 他社の選考が進んでいる場合も正直に伝える
他の企業の選考が進んでいる場合、「内定をもらった企業にすぐ返事しなければ…」と焦ってしまうかもしれません。
しかし、そういう時こそエージェントに状況を正直に伝えることが大切です。
たとえば:
- 「他社の最終面接が2日後にあるので、返事を少し待ってもらえるか確認してほしい」
- 「比較したうえで納得して決めたい」といった希望を伝える
こうした調整もエージェントが間に入ってくれるため、感情的なしこりなく、冷静に判断できる環境を整えられます。
③ 入社前の準備・不安も相談しておく
内定が決まってから入社するまでの間にも、不安や不明点が出てくるのが普通です。
よくある相談内容:
- 入社初日の流れや研修内容
- 必要な持ち物や手続き(住民票・年金手帳など)
- 事前に学習しておくべき技術や業務知識
エージェントに確認しておくことで、初出社の日に自信を持ってスタートを切ることができます。
④ 入社後もフォローしてくれるエージェントを選ぼう
最近では、入社後1ヶ月〜3ヶ月程度までフォロー面談をしてくれるエージェントも増えています。
「仕事はどう?」「職場に馴染めている?」といったフォローがあることで、万が一トラブルがあってもすぐ相談できる安心感があります。
▶内定後も「自分らしく働ける環境」を整えるための大事なフェーズ
転職活動のゴールは「内定」ではなく、自分に合った職場で気持ちよく働き始めることです。
だからこそ、内定後のやりとりや準備を丁寧に行い、納得感を持って入社できるようエージェントの力を活用しましょう。
面接準備に不安がある方は、こちらの面接対策ガイドも参考にしてください
👉 【未経験OK】エンジニア転職の面接でよく聞かれる質問と答え方のコツ|元飲食・異業種からの転職成功例つき
どのエージェントを使えばいいか分からない人へ
未経験向けのサポートに強いエージェントとは?
転職エージェントにはそれぞれ得意分野があります。
経験者向けのハイクラス求人に強いエージェントもあれば、未経験者や第二新卒向けのサポートに特化しているエージェントも存在します。
未経験からエンジニアを目指す場合は、「未経験OKの求人が多い」「学習やキャリア支援が手厚い」などの特徴を持つエージェントを選ぶことが重要です。
① 未経験歓迎のIT求人を多く保有している
まずチェックしたいのは、未経験OKの求人案件をどれくらい保有しているかです。
実務経験がないと応募できない求人ばかり紹介されるようでは、そもそも土俵に立てません。
未経験向けの求人に強いエージェントは:
- 独自の提携企業を持っている
- 研修付きの求人や育成枠の求人が多い
- 書類選考通過率が高い求人を把握している
こうした特徴があり、紹介された求人から内定につながる確率も高くなります。
② キャリア相談や学習サポートが充実している
未経験者にとって「どんなスキルが必要か」「どういう働き方が自分に合っているか」が分からない状態は当たり前です。
そのため、面談で丁寧にキャリアを一緒に考えてくれるエージェントかどうかが重要なポイントになります。
たとえば:
- プログラミング学習歴やポートフォリオの整理を手伝ってくれる
- 学習段階でも面談を受け入れてくれる
- 転職時期に関係なく相談できる
こうした未経験者の不安に寄り添ったサポート体制があるかどうかで、満足度や成功率は大きく変わります。
③ 書類・面接対策のノウハウが豊富
未経験者が評価されるためには、「なぜエンジニアを目指したのか」「どんな準備をしてきたか」を、書類や面接で明確に伝える必要があります。
そのためのアピール方法を熟知しているエージェントかどうかも、見極めのポイントです。
✅チェックポイント:
- 職務経歴書の添削が丁寧か
- ポートフォリオの伝え方をアドバイスしてくれるか
- よくある質問と模範回答を提供してくれるか
こうしたサポートがあるエージェントは、未経験でも選考通過率を大きく高めてくれます。
④ 担当者の対応が親身かどうかも重要
どんなにサービスが整っていても、実際にサポートしてくれる「担当者」との相性が非常に重要です。
「未経験だからこそ不安な気持ちに寄り添ってくれるか?」「質問や相談に丁寧に答えてくれるか?」といった点にも注目しましょう。
👉 もし合わないと感じた場合は、担当変更をお願いするか、他のエージェントも併用するのがおすすめです。
▶まずは未経験に強いエージェントに1〜2社登録してみよう
未経験者がいきなり理想の求人に出会うのは難しいかもしれません。
だからこそ、未経験者に寄り添ったサポートをしてくれるエージェントを選ぶことで、選考突破率・満足度ともに大きく上がります。
まずは気になるエージェントに1〜2社登録し、実際に面談を受けてみるところから始めてみましょう。
複数登録のメリットと注意点
転職エージェントは、1社だけに絞る必要はありません。
むしろ、未経験からの転職活動では複数のエージェントを併用する方が、情報の幅や選択肢が広がりやすくなります。
ただし、注意点もあるので、正しく使い分けることが大切です。
複数登録のメリット
① 求人の選択肢が広がる
エージェントごとに保有している求人は異なるため、複数に登録することで、より多くの非公開求人や限定求人に出会える可能性が高まります。
たとえば:
- A社 → 未経験向けの研修付き求人に強い
- B社 → 自社開発や正社員案件に強い
- C社 → 地方勤務やリモート可能案件が豊富
というように、エージェントによって“得意分野”が違うため、それぞれの強みを活かすことができます。
② 担当者との相性を比較できる
エージェントの担当者によって、対応の質や相性には差があります。
複数登録することで、「この人には安心して相談できる」「対応が早くて信頼できる」といった、自分に合う担当者を見つけやすくなります。
③ 情報を比較しながら、冷静に判断できる
同じ企業の求人でも、エージェントによって提示される条件や説明内容が異なることがあります。
複数から情報を得ることで、偏りなく判断できるようになり、「このエージェントでは聞けなかったことが、他では明確になった」といったケースも少なくありません。
複数登録の注意点
① 同じ求人に複数エージェント経由で応募しない
最も注意すべきは、同じ企業に複数のエージェント経由で応募してしまうことです。
企業側から「重複応募」と見なされてトラブルになる恐れがあるため、応募前に各社に確認しましょう。
👉 各エージェントに「他社経由で○○社を紹介されました。応募を控えたい」と伝えておくのが安全です。
② スケジュール管理は自分でしっかり行う
複数のエージェントとやり取りする場合、面談日程・応募状況・面接の進捗などの管理は自己責任です。
対応が煩雑になりやすいので、スプレッドシートや手帳での管理がおすすめです。
③ エージェントに対して誠実に対応する
「他でも面談を受けています」「比較検討中です」といった状況は、正直に伝えてOKです。
ただし、情報を隠したり、フェードアウトしたりするのは信頼関係に悪影響を及ぼすため、マナーある対応を心がけましょう。
▶おすすめは「2〜3社登録+相性を見て1社メインに」
最初は2〜3社登録しておき、実際に面談を受けながら**「自分と相性の良いエージェント」を見極めて、1社をメインに据える**のがバランスの良い活用法です。
複数をうまく活用することで、より精度の高い求人紹介や、納得度の高い転職が実現しやすくなります。
おすすめの活用法
① 自分の「想い」と「状況」は正直に伝える
最初は「学歴もスキルも足りてないし…」と控えめになってしまいがちですが、正直に話したことで、エージェントの対応もグッと親身になりました。
「これまでの仕事で大切にしてきたこと」「なぜエンジニアになりたいと思ったのか」は、包み隠さず伝えるのがポイントです。
② 求人紹介は“納得できるもの”だけ応募する
紹介された求人すべてに応募する必要はありません。
筆者も最初の頃は「断りづらいな…」と思いましたが、希望とずれている求人には丁寧にお断りし、その都度**「こういう方向性がいいです」と伝え続けたことで、どんどん精度の高い求人が届くようになりました。**
③ 複数登録して、相性の良い担当者を選ぶ
筆者は3社登録して、結果的に最も親身に相談に乗ってくれた1社をメインに活用しました。
複数登録することで、対応の早さ・的確さ・信頼感などを比較でき、「この人と一緒に転職活動を進めたい」と思える担当者に出会えたのが大きかったです。
▶迷ったら、まずは“相談だけ”でも大丈夫
エージェントに登録する=すぐ転職しなければいけない、ということはありません。
筆者自身も最初は「相談ベース」で動き始め、方向性が明確になってから本格的に応募を進めました。
「一人では不安」「何から始めればいいか分からない」という方こそ、プロに相談することで道が開ける——それが筆者の実感です。
未経験者におすすめの転職エージェント比較はこちらを参考にしてみてください。
👉 未経験からITエンジニアへ!おすすめ転職エージェント5選【実績・サポート・求人の質で比較】
まとめ|転職エージェントは「パートナー」として使おう
未経験からエンジニア転職を目指す上で、転職エージェントは非常に心強い存在です。
求人紹介だけでなく、キャリア相談、書類添削、面接対策、条件交渉まで、幅広いサポートを受けることができます。
ただし、「使えばうまくいく」魔法のツールではなく、あなた自身がどう向き合うかによって成果が変わるのも事実です。
転職を成功させるエージェント活用のポイントまとめ:
- 自分の希望や不安を正直に伝えること
- 紹介された求人は、自分の意志で選ぶこと
- 相性の良い担当者を見極めて、信頼関係を築くこと
- フィードバックやアドバイスを前向きに活かすこと
- 依存せず、主体的に転職活動を進めること
エージェントは「転職の道案内人」
転職エージェントは、あなたの代わりにゴールまで走ってくれる存在ではありません。
でも、道に迷わないように地図を示し、伴走してくれる“パートナー”のような存在です。
未経験だからこそ、一人で抱え込まず、プロの力を借りることで大きな一歩を踏み出すことができます。
▶まずは一歩、相談してみることから始めよう
「エンジニアになりたいけど不安がある」
「何から始めればいいか分からない」
そんな方は、まずは相談だけでもOKの転職エージェントに登録してみることをおすすめします。
行動すれば、選択肢は必ず広がります。
あなたの未来を一緒に描いてくれるパートナーと出会い、納得のいく転職を目指しましょう。
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