未経験からITエンジニアを目指した理由|感情ではなく合理的に判断した転職のきっかけ

未経験からITエンジニアへ

「エンジニアになろう」と決めたのは、勢いではなかった。

居酒屋の副店長として働きながら、将来への不安が積み重なっていた20代後半。何かを変えなければという気持ちはあったが、何に向かえばいいかはわからなかった。

調べて、考えて、1ヶ月以内に決断した。感情ではなく、できるだけ合理的に判断した結果だった。

この記事では、なぜ未経験からITエンジニアを目指すと決断したのか、そのプロセスと背景を書く。


未経験でITエンジニアを選んだ理由:需要・年収・働き方を調べた結果

キャリアチェンジを考えたとき、まず「これから需要が伸びる仕事は何か」を調べることから始めた。

感情や憧れで職種を選んでも、長続きしないと思っていた。それよりも、市場として伸びていて、自分でも入れる可能性があって、収入を上げられる職種を探したかった。

調べていくうちに、ITエンジニアという選択肢が浮かんだ理由は4つある。

①需要が高く、未経験でも入れる求人がある。DXやデジタル化の流れで需要が伸びており、未経験歓迎の求人が一定数ある。飲食業で培ったコミュニケーション力や段取り力も、現場では活きる。

②年収を上げられる可能性がある。スキルと経験次第で、飲食業では難しかった年収アップが実現できる可能性があった。

③体力に依存しない。飲食業は体力と現場への拘束が前提だ。ITは年齢に縛られにくく、40代・50代になっても続けられる可能性がある。

④場所を選ばず働ける可能性がある。リモートワークという選択肢があり、飲食業のような現場拘束がない働き方も見えた。

この4点が揃っていたことが、ITエンジニアという選択肢を「最も合理的な選択肢」と判断した理由だ。


決断するまでに感じた不安とその乗り越え方

調べれば調べるほど、「エンジニアは良さそうだ」という気持ちが強くなった。一方で、不安も同時に大きくなっていった。

プログラミングの経験がゼロだ。理系の知識もない。30代を目前にした未経験者が、本当に入れるのか。調べた情報と、自分の現実のギャップが気になった。

ただ、ある時点で気づいた。「自分にできるかどうか」を考えているうちは、永遠に動けないということだ。

やってみなければわからないことを、やる前に判断しようとしていた。完璧な確信が持てるまで待っていたら、何も変わらない。不安が0になることはない。だったら、不安を抱えたまま動くしかない。

そう思って、1ヶ月以内に「エンジニアを目指す」と決断した。


決断後に最初にやったこと:学習方法の選択

決断してすぐ、どうやってエンジニアになるかを調べ始めた。

独学、プログラミングスクール、専門学校。選択肢はいくつかあった。自分の状況を整理すると、お金がない、時間も限られている、自己管理に自信がないという条件があった。

その条件で選んだのが、夜間の専門学校と新聞奨学生の組み合わせだった。働きながら学費を賄えて、カリキュラムが体系的で、就職支援もある。自分の状況に一番合っていると判断した。

今の時代なら、ProgateやUdemyなど低コストの独学サービスが充実している。まず独学で試してから、スクールか専門学校かを判断するという順番も現実的な選択肢だ。


「プログラミングが好きだから」ではなくていい

エンジニアを目指したきっかけを人に話すと、「プログラミングが好きだったんですか?」と聞かれることがある。

違う。好きでも嫌いでもなかった。触ったことすらなかった。

動機は合理的な判断だった。需要がある、収入が上がる可能性がある、長く続けられる。それだけだ。崇高な理由はなかった。

ただ今振り返ると、それで良かったと思っている。感情的な憧れだけで飛び込んでいたら、現実とのギャップに折れていたかもしれない。「これが合理的に正しい選択だ」という確信が、きつい時期を乗り越える支えになった。

エンジニアを目指す動機は、カッコよくなくていい。合理的な判断で十分だ。


よくある疑問への回答

Q. エンジニアに向いているかどうか、事前にわかりますか?

事前に完全にはわからない。ただ、ProgateやUdemyで1〜2ヶ月独学してみることで、「続けられそうか」「面白いと感じるか」という手応えは得られる。まず試してみることが、向き不向きを判断する最も確実な方法だ。

Q. 文系・非IT出身でも大丈夫ですか?

大丈夫だ。自分自身が飲食業からの転向で、理系の素養もなかった。エンジニアに必要なのは「わからないことを調べて解決し続ける粘り強さ」であって、理系の素養ではない。論理的に考える力は、仕事経験の中で身につけることができる。

Q. エンジニアになる動機が「お金のため」でも大丈夫ですか?

大丈夫だ。「好きだから」という動機だけが正解ではない。「収入を上げたい」「将来性のある仕事がしたい」という合理的な動機は、長く続けていく上での現実的な支えになる。大切なのは動機の種類より、実際に動けるかどうかだ。


まとめ:動機より、動くかどうかの方が大事

エンジニアを目指したきっかけは、将来性と需要を調べた上での合理的な判断だった。感情でも憧れでもなかった。

でも振り返ると、その合理的な判断が正しかった。需要・年収・働き方という3つの軸で「最も合理的な選択肢」と判断できたことが、きつい時期も続けられた土台になった。

どんな動機であれ、動いた人だけが変わる。きっかけの質より、動くかどうかの方がずっと大事だと思っている。

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