職場で雑談をしないスタイルに変えた話|仕事とプライベートを完全に分けて楽になった

お金と働き方

職場で、業務以外の会話をほとんどしなくなった。

挨拶はする。話しかけられれば応じる。ただ、自分から雑談を始めることはない。ランチにも飲み会にも参加しない。

きっかけはコロナ禍だった。リモートワークが主流になり、雑談する機会が物理的になくなった。そのまま数年が経ち、今もそのスタイルを続けている。

結論から言うと、かなり楽になった。

人間関係のストレスが減り、仕事に集中できるようになった。ただ、このやり方が誰にでも合うとは思っていない。何を得て何を手放したのか、正直に書く。


コロナ禍で雑談が消えた

それ以前は、普通に雑談していたと思う。

出社していれば、隣の席の人と話す。休憩時間に世間話をする。ランチに誘われれば行く。飲み会にも、頻度は多くないが参加していた。

積極的に人付き合いをするタイプではなかったが、特別避けてもいなかった。職場にいればそうなる、という程度の自然な流れだった。

リモートワークになって、それが全部なくなった。

オンラインでは、業務の話をするために会議を設定する。用件が終われば退出する。雑談が発生する余白がない。

最初は違和感があった。ただ、しばらくすると気づいた。その余白がなくても、仕事は問題なく回る。

むしろ、作業に集中できる時間が増えた。話しかけられて思考が中断されることもない。会議が終われば即座に手を動かせる。


出社しても、スタイルを戻さなかった

その後、出社する機会も戻ってきた。

ただ、以前のスタイルには戻さなかった。出社しても、基本的に業務以外の会話はしない。ランチにも飲み会にも参加しない。

戻す理由が見つからなかったというのが正直なところだ。

リモートで数年やってみて、雑談がなくても仕事は成立するとわかった。それどころか、集中できる時間が増えた。だったら、わざわざ元に戻す必要がない。

今のスタンスはシンプルだ。

挨拶はする。 これは最低限の礼儀として続けている。

話しかけられたら応じる。 無視するわけではない。相手が話しかけてくれば、普通に会話する。

自分からは話しかけない。 業務上必要なこと以外で、こちらから雑談を始めることはない。

ランチや飲み会には参加しない。 断ることに、もう抵抗はなくなった。


何が楽になったか

このスタイルに変えて、明確に楽になった部分がある。

人間関係の消耗が減った

雑談には、意外とエネルギーを使う。何を話すか考える、相手の反応を見る、場の空気を読む。一つひとつは小さいが、積み重なると消耗する。

これがなくなった分、仕事に使えるエネルギーが増えた。

飲み会に時間を取られなくなった

飲み会は時間もお金もかかる。終わる時間が読めないこともある。翌日に影響することもある。

参加しないと決めてしまえば、そもそも悩まなくて済む。「今回は行くべきか」という判断自体がなくなる。

無駄な情報が入ってこない

職場の雑談には、誰かの噂話や不満が含まれることがある。聞いているだけで気分が沈むような話も少なくない。

距離を取ると、そういう情報が入ってこなくなる。これは想像以上に効果があった。

仕事とプライベートが完全に分かれた

職場の人と私的な関係を持たないので、仕事を離れれば完全に切り替わる。休日に仕事のことを考える頻度も減った。


失ったもの、あるいは失っていないもの

デメリットについても書く。

情報が入りにくくなる可能性

雑談から得られる情報は、確かにある。組織の動き、人の異動、まだ公式になっていない話。こういったものは、雑談のネットワークから流れてくることが多い。

ただ、自分の場合、これが致命的な問題になったことはない。業務上必要な情報は、業務の中で共有される。 雑談でしか得られない情報は、たいてい知らなくても困らないものだった。

人間関係が希薄になる

職場の人と仲良くなる機会は、確実に減る。親しい同僚ができることもない。

これを損失と感じるかどうかは、人による。自分は職場に友人を求めていないので、問題にならなかった。職場での人間関係を大事にしたい人には、このスタイルは向かない。

冷たい人だと思われる可能性

これはあると思う。自分から話しかけないので、距離を置いていると受け取られることはあるだろう。

ただ、業務上のコミュニケーションは丁寧にやっている。 報告は欠かさないし、質問されれば丁寧に答える。相談されれば時間を取る。そこを疎かにしていなければ、仕事の関係としては成立する。

実際、人間関係が悪化したことはない。


大事なのは、業務のコミュニケーションを削らないこと

ここが一番重要な部分だ。

雑談をしないことと、コミュニケーションを取らないことは、まったく違う。

業務に必要なやり取りは、むしろ以前より意識して丁寧にやっている。

報告は早めに出す。認識のズレがないか確認する。質問には具体的に答える。悪い情報ほど早く共有する。

雑談を削った分、業務コミュニケーションの質を上げる。 これができていないと、単に関わらない人になってしまう。それでは仕事が回らない。

自分の場合、報連相の丁寧さは20年続けてきた習慣だ。そこがあるから、雑談しなくても信頼関係が維持できていると思っている。


このスタイルが向いている人・向いていない人

向いている人

職場の人間関係に消耗しやすい人。雑談にエネルギーを使うタイプの人。仕事とプライベートを分けたい人。リモートワーク中心の働き方をしている人。

向いていない人

職場の人間関係から活力を得るタイプの人。雑談から情報を得ることを重視する人。チームビルディングが重要な役割を担っている人。組織の文化として雑談が重視されている職場にいる人。

特に注意したいのは、マネジメント職の場合だ。 メンバーの状態を把握するには、業務外の会話が有効なことがある。立場によっては、このスタイルがマイナスに働く可能性がある。


よくある疑問への回答

Q. 飲み会を断り続けて、関係が悪くなりませんか?

自分の場合はならなかった。断り方を丁寧にすること、業務では誠実に対応することを続けていれば、「そういう人」として受け入れられることが多い。ただ、組織文化によっては難しい場合もある。

Q. 雑談しないと、仕事がやりにくくなりませんか?

業務上のコミュニケーションを丁寧にやっていれば、やりにくくはならない。むしろ、報連相が確実な人として扱われる方が、仕事は進めやすい。問題になるのは、雑談も業務連絡も両方しない場合だ。

Q. 新しい職場でも、最初からこのスタイルでいいですか?

最初は少し様子を見る方がいいかもしれない。職場の文化によって、雑談の重要度は違う。数週間観察してから、自分のスタイルを決める方が安全だ。


まとめ

コロナ禍でリモートワークになり、雑談する機会が物理的になくなった。出社が戻っても、そのスタイルを続けている。

挨拶はする。話しかけられれば応じる。ただ、自分からは話しかけない。ランチも飲み会も参加しない。

人間関係の消耗が減り、仕事に集中できるようになった。

ただし、業務のコミュニケーションは削っていない。むしろ丁寧にやっている。雑談を減らした分、報連相の質を上げる。この区別ができていれば、関係が悪化することはなかった。

職場に友人を求めないなら、このスタイルは選択肢になると思う。

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