転職エージェントは複数登録すべき理由|併用のメリットと使い分けの実体験

転職と市場価値の上げ方

転職エージェントは、1社だけ使えばいいと思っていた。

最初の転職活動のとき、とりあえず登録した1社だけで進めようとした。ただ、知人に「複数使った方がいい」と言われて、もう1社追加した。結果的に、その判断は正しかった。

求人の幅が広がっただけじゃない。担当者によってサポートの質がまったく違うことがわかった。1社だけ使っていたら、気づかなかったことがある。

この記事では、転職エージェントを複数登録するメリットと、実際の使い分け方を、2回の転職を経験した実体験をもとに書く。


転職エージェントは何社登録すべきか

結論から言うと、2〜3社の併用がおすすめだ。

1社だけだと、その会社が持つ求人と担当者の質に依存してしまう。逆に4社以上になると、連絡の管理が煩雑になり、転職活動そのものが負担になる。

自分の経験では、2社がちょうど良かった。総合型を1社、エンジニア特化型を1社。この組み合わせで、求人の幅と管理のしやすさのバランスが取れた。

転職エージェントは登録も利用も無料だ。まず複数登録して、担当者と話してみて、合うところを残すという使い方ができる。リスクなく試せるのが、複数登録の前提として大きい。


転職エージェントを複数登録する3つのメリット

複数のエージェントを使って実感したメリットを整理する。

①求人の幅が広がる

一番シンプルな理由は、エージェントによって保有している求人が違うからだ。

総合型のエージェントは大手企業やSIerの求人が多く、エンジニア特化型のエージェントはスタートアップや自社開発企業の求人が充実している傾向がある。どちらか一方だけだと、見える求人が半分になる。

自分は総合型とエンジニア特化型を1社ずつ並行して使った。片方にしか出ていない求人が複数あり、「両方登録しておいて正解だった」と実感した。

②担当者の質を比較できる

複数使って一番驚いたのは、担当者によってサポートの質がこれほど違うのかということだった。

一方の担当者は、こちらの希望をよく聞いてくれた。経歴の強みをどう伝えるか、面接でどう話すかを一緒に考えてくれた。連絡も丁寧で、選考の進捗をこまめに共有してくれた。

もう一方の担当者は、とにかく早く決めさせようとする雰囲気があった。こちらの希望条件より、エージェント側の都合で動いているように感じる場面があった。

同じ「転職エージェント」でも、担当者一人で体験がまったく変わる。比較対象があるから、「この担当者は信頼できる」「この紹介はちょっと違う」という判断ができた。1社だけだと、この比較ができない。

③客観的な視点が得られる

複数のエージェントから意見を聞くことで、客観的な判断ができる。

たとえば一方のエージェントに「早く内定を受けるべき」と言われても、もう一方に相談することで「焦る必要はない」という冷静な視点が得られる。1社だけに頼ると、その担当者の言葉に流されやすい。複数の視点があることで、自分にとって本当に良い選択ができる。


転職エージェントの種類と使い分け

転職エージェントには大きく2つのタイプがある。それぞれの特徴と使い分けを整理する。

総合型エージェント

幅広い業界・職種の求人を扱う大手エージェントだ。求人数が多く、大手企業やSIerの求人が豊富。リクルートエージェントやdodaが代表的だ。求人の選択肢を広げたいなら、総合型を1社は登録しておきたい。

IT・エンジニア特化型エージェント

エンジニアの転職に特化したエージェントだ。業界知識が豊富で、技術的な内容を理解した上でサポートしてくれる。スタートアップや自社開発企業の求人が充実している傾向がある。GreenやFindyなどが知られている。エンジニアとしての専門的なアドバイスが欲しいなら、特化型は有力だ。

おすすめの組み合わせ

総合型1社+特化型1社の組み合わせが、最もバランスが良い。総合型で求人の幅を確保しつつ、特化型でエンジニアならではの専門的なサポートを受ける。この2軸があれば、求人の網羅性と専門性の両方をカバーできる。


複数エージェントを使うときの注意点

メリットだけでなく、注意点も正直に書く。

①連絡の管理が煩雑になる

複数登録すると、それぞれのエージェントから連絡が来る。面談の日程調整、求人の紹介、選考の進捗確認。仕事をしながら転職活動をしている場合は、対応に追われることもある。スプレッドシートなどで応募状況を自分で管理することをすすめる。

②同じ求人に重複応募しない

複数のエージェント経由で同じ企業に応募することは、マナー違反になる。企業側が混乱するし、自分の印象も悪くなる。どのエージェント経由でどこに応募したかを、しっかり管理することが大切だ。

③エージェントの数を増やしすぎない

数を増やせばいいわけではない。3社以上になると、管理コストの方が大きくなる。自分の経験では2社が適切だった。多くても3社までにとどめるのが現実的だ。


よくある疑問への回答

Q. 転職エージェントを複数使うと、エージェントに嫌がられませんか?

嫌がられない。複数登録は一般的な方法で、エージェント側も他社との併用を前提にしている。「他社さんでも見ていただいています」と正直に伝えても問題ない。

Q. 複数のエージェントから同じ求人を紹介されたらどうすればいいですか?

最初に紹介された、もしくは最もサポートが手厚いエージェント経由で応募するのが基本だ。同じ求人に複数経由で応募するのは避ける。どのエージェントから応募するかは自分で選べる。

Q. 担当者と合わない場合はどうすればいいですか?

担当者の変更を申し出るか、別のエージェントに切り替える。「担当を変えてほしい」と伝えるだけで対応してもらえることが多い。複数登録しておけば、合わない担当者に当たっても、他のエージェントで進められるので安心だ。


まとめ:転職エージェントは複数登録して比較するのが正解

転職エージェントは、1社に絞る必要はない。求人の幅を広げるためにも、担当者の質を比較するためにも、複数登録しておく価値がある。

おすすめは総合型1社+エンジニア特化型1社の2社併用だ。登録自体は無料なので、まず話を聞いてみて、合わなければ使わなければいい。

1社だけに頼り切って「この担当者の言う通りにしよう」となるのが、一番リスクが高い。複数使って比較することで、自分にとって本当に良い転職ができるようになる。

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