会社は、自分のキャリアを守ってくれない。
そう気づいたのは、希望していたキャリアパスが会社の方針変更で一方的に変わったときだった。自分の意志とは関係なく、会社の都合で自分の仕事が決まる。その現実を、改めて突きつけられた。
「変わりはいくらでもいる」という言葉が、頭の中でリアルに響いた。会社にとって、個人は代替可能な存在だ。それは冷たい話ではなく、組織というものの本質だと思う。
だから、自分で自分を守るしかない。
会社の方針変更で、キャリアが変わった
希望していたキャリアパスがあった。積み上げてきた経験を活かして、こういう仕事をしていきたいという方向性が、自分の中にあった。
ただ、会社の方針が変わった。事業の再編、組織の変更、優先度のシフト。詳細はともかく、結果として自分が希望していたキャリアの方向とは違う形になった。
理不尽だとは思わなかった。会社が組織全体の最適を考えて動くのは当然だ。ただ、「自分のキャリアは、自分が思っているほど自分でコントロールできていない」という現実を、あらためて実感した。
頑張れば報われる。貢献すれば認められる。そういう感覚で働いていた部分があった。でも会社の意思決定は、個人の貢献とは別の軸で動くことがある。それがわかった瞬間だった。
「変わりはいくらでもいる」という現実
会社にとって、特定の個人は基本的に代替可能だ。
どれだけ長く働いても、どれだけ会社に貢献しても、会社の都合が変われば役割は変わる。プロジェクトがなくなれば、そこにいた人間は別の場所に動かされる。組織が変わればポジションも変わる。
これは会社が悪いわけではない。組織として動く以上、全体最適を優先するのは当然だ。ただ、それを理解した上で、自分のキャリアをどう設計するかを考えなければならない。
「この会社にいれば安心だ」という感覚は、幻想に近い。会社が守ってくれるのは、会社にとって都合がいい間だけだ。都合が変われば、あっさり状況は変わる。
自分で自分を守るとはどういうことか
この経験を経て、「市場価値を常に意識する」ようになった。
会社の中での評価だけを気にするのをやめた。それより大切なのは、今の自分のスキルや経験が、外の市場でどう評価されるかだ。この会社を離れても通用するか。他の会社でも必要とされるか。そういう視点で、自分のキャリアを見るようになった。
具体的にやったことはシンプルだ。定期的にキャリア経歴書を更新して、スカウトサービスに登録しておく。転職するかどうかに関わらず、自分の市場価値を客観的に把握し続ける。外からのスカウトが来るかどうかで、今の自分の立ち位置がわかる。
「いつでも動ける状態を作っておく」ことが、自分を守る最大の手段だと気づいた。
会社への向き合い方が変わった
会社は守ってくれないとわかってから、会社との向き合い方が変わった。
会社に依存しすぎない。会社の評価だけを気にしない。会社の方針に振り回されない。そのためには、常に「会社の外でも通用する自分」を意識して積み上げておくことが大切だ。
一方で、会社を否定するわけでもない。今の会社で学べることは学ぶ。経験できることは積極的に経験する。会社のリソースを使いながら、自分の市場価値を高める。そういう使い方ができれば、会社との関係はずっとフラットになる。
会社に守ってもらおうとするから、裏切られたと感じる。最初から自分で守ると決めておけば、会社の方針変更も冷静に受け止められる。
まとめ:自分のキャリアは、自分で設計するしかない
会社は自分のキャリアを守ってくれない。それは冷たい現実ではなく、最初からそういうものだということだ。
だから、自分で設計するしかない。市場価値を意識して積み上げる。いつでも動ける状態を作っておく。会社に依存しすぎず、自分のキャリアの主導権を自分が持つ。
それがこのブログで一貫して伝えたいことでもある。

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